アートラインかしわ2013

10月12日(土)~11月4日(月・祝)

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イベント

映像

トーク

協同組合 柏駅東口中央商店街連合主催
VISIONS 2013 ~ 映像のざわめき~

田村友一郎、アーティスツギルド ほか5名

都市空間と映像文化の新しい関係性の構築をテーマとして柏の街を舞台に展開するプログラム。

昨年の「“柏シティジャック”アジア・パシフィック・アート展 from 宮津大輔コレクション」(2012年10月27日〜11月4日)で提示されたヴィデオアート作品による都市への介入の可能性を発展的に継承し、都市空間と映像文化の新しい関係性の構築をテーマとして柏の街を舞台に展開。柏駅周辺のデジタルサイネージ、アミュゼ柏、TKPシアター柏、屋外(そごう駐車場壁面)など、柏駅周辺の様々な場所で映像作品を同時多発的に上映。街を回遊しながら、世界的に活躍するアーティストたちの映像作品を街中で公開する貴重な機会となります。

田村友一郎《NIGHTLESS. vol.12》
全編Google Street Viewのイメージのみで構成されたロードムービー。展示ごとにヴァージョンが作られる。音声もYouTubeからの音声を使用しており、作者は撮影も録音もしていない。土地の歴史とフィクションが時間と空間を超えて重なり合い、編み込まれ、断片的な内容でさえも、見るものにある物語を想起させる。この作品ではイメージの特性上、決して夜は訪れない。夜が訪れないイメージに見る夢は、まさに白昼夢といえるかもしれない。現在、文化庁新進芸術家海外派遣員としてベルリンに滞在中の田村は、これまでの手法を踏襲しながらも、柏を舞台にした新作の制作を試みる。

ARTISTS' GUILD(アーティスツギルド)による恊働スクリーニングプロジェクト
ARTISTS’ GUILDの新しい試みとして、キュレーターとの恊働プロジェクトを立ち上げたいと思います。 キュレーターとの対話からさらなる芸術的価値を生み出す可能性を引き出すことを目的に、今回はAGメンバー間の投票によって選出された東京都現代美術館学芸員の吉﨑和彦氏とスクリーニングを行います。 テーマはおそらく、映像のあり方やその経験の場所性、そしてアートイベントを問う実験的な試みとなります。

若手映像アーティスト発掘・育成プロジェクト
注目の若手アーティスト(佐々木成美・高川和也・田中良典・古屋晋司・村田紗樹)による映像作品を屋外プロジェクション等で紹介。

http://visions-kashiwa.com/

会期

アミュゼ柏 プラザ
10月19日(土) 13:00~20:00
10月20日(日) 13:00~17:30(15:30~トークイベント)

TKPシアター柏 Supported by KINEJUN
10月12日(土) 20:00~

そごう柏店第2駐車場
10月18日(金)・20日(日) 18:30~20:00
(屋外プロジェクション・雨天時はアミュゼ柏プラザ)

柏駅東口エキサイトビジョン
10月12日(土)〜11月4日(月・祝)

柏駅東口・南口デジタルサイネージ
10月12日(土)〜11月4日(月・祝)

かしわインフォメーションセンター
10月12日(土)〜11月4日(月・祝)

会場

アミュゼ柏 プラザ
TKPシアター柏 Supported by KINEJUN
そごう柏店第2駐車場
柏駅東口エキサイトビジョン
柏駅東口・南口デジタルサイネージ
かしわインフォメーションセンター

入場料

無料

問合せ

JOBAN アートラインかしわ実行委員
VISIONS 2013 事務局
visions.kashiwa[at]gmail.com

Yuichiro Tamura《NIGHTLESS. Vol.12》2013 / Single channel HD video / color / sound / 25 min / Images by GoogleStreet View

上映スケジュール

10月12日(土)20:00-22:00 @TKPシアター supported by KINEJUN

田村友一郎による新作と、アーティスツ・ギルドによる恊働スクリーニング・プロジェクト(企画:アーティスツ・ギルド×吉崎和彦)プログラムAを上映

20:00-20:25 田村友一郎《NIGHTLESS Vol.12》、2013年(新作)、25分

20:25-22:10 アーティスツ・ギルド プログラムA(全5作品、1時間43分39秒)

  • 小泉明郎《僕の声はきっとあなたに届いている》、2009年、16分45秒
  • 増本泰斗《Outsiders’ Memoir》、2010年、21分35秒
  • 森弘治《死のワークショップ》、2010-2011年、14分45秒
  • 橋本聡 《Land escape》、2007年、16分13秒
  • 藤井光《第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館》、2013年、34分21秒

10月18日(金)18:30-20:00 @屋外(そごう柏店第2駐車場)

田村友一郎と若手作家による作品(全6作品、計30分)を屋外で上映(30分×3回)

  • 田村友一郎《NIGHTLESS Vol.12》、2013年(新作)、5分
  • 佐々木成美《Wonder World》、2013年(新作)、2分9秒
  • 高川和也《Interview with a Goddess : 女神に問う》、2011年、4分59秒
  • 田中良典《Silver Line》、2013年(新作)
  • 古屋晋司《昭和88年》、2013年(新作)
  • 村田紗樹《誰彼》、2013年(新作)

雨天の場合は、アミュゼ柏 プラザで上映

10月19日(土)13:00-20:00 @アミュゼ柏 プラザ

アーティスツ・ギルドによる恊働スクリーニング・プロジェクト(企画:アーティスツ・ギルド×吉崎和彦)プログラムAおよびB、田村友一郎による新作を上映

13:00-14:45 アーティスツ・ギルド プログラムA(全5作品、1時間43分39秒)

  • 小泉明郎《僕の声はきっとあなたに届いている》、2009年、16分45秒
  • 増本泰斗《Outsiders’ Memoir》、2010年、21分35秒
  • 森弘治《死のワークショップ》、2010-2011年、14分45秒
  • 橋本聡 《Land escape》、2007年、16分13秒
  • 藤井光《第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館》、2013年、34分21秒

14:45-16:15 アーティスツ・ギルド プログラムB(全6作品、1時間29分49秒)

  • 津田道子《a visitor from looking-glass》、2011年、10分49秒
  • 奥村雄樹《善兵衛の目玉(宇宙編)》、2012年、22分13秒
  • 倉重迅《His Shadow Enwraps Me》、2006年、6分
  • 田中功起《ひとつのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて》、2012年、13分33秒
  • 森田浩影《鞄の思い出》、2012年、12分14秒
  • 池田武史《666 or more malignant songs which should be forgotten immediately after they’re played》、2011年、25分

16:15-18:00 アーティスツ・ギルド プログラムA(全5作品、1時間43分39秒)
※上映プログラム詳細につきましては上記参照

18:00-19:30 アーティスツ・ギルド プログラムB(全6作品、1時間29分49秒)
※上映プログラム詳細につきましては上記参照

19:30-20:00 田村友一郎《NIGHTLESS Vol.12》、2013年(新作)、25分

10月20日(日)13:00-17:30

田村友一郎による新作と、アーティスツ・ギルドによる恊働スクリーニング・プロジェクト(企画:アーティスツ・ギルド×吉崎和彦)プログラムBを上映。15:30からトークイベント開催。

13:00-13:30 田村友一郎《NIGHTLESS Vol.12》、2013年、25分

13:30-15:00 アーティスツ・ギルド プログラムB(1時間29分49秒)

  • 津田道子《a visitor from looking-glass》、2011年、10分49秒
  • 奥村雄樹《善兵衛の目玉(宇宙編)》、2012年、22分13秒
  • 倉重迅《His Shadow Enwraps Me》、2006年、6分
  • 田中功起《ひとつのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて》、2012年、13分33秒
  • 森田浩影《鞄の思い出》、2012年、12分14秒
  • 池田武史《666 or more malignant songs which should be forgotten immediately after they’re played》、2011年、25分

15:30-17:30 アーティスツ・ギルドによる恊働スクリーニング・プロジェクト

トークイベント「映像の場所性、映像の可能性(仮) 」
小泉明郎(アーティスツ・ギルド共同代表)、森弘治(アーティスツ・ギルド共同代表)、吉崎和彦(東京都現代美術館学芸員)ほか

15:30~16:15 トーク前半
16:15~16:30 休憩
16:30~17:15 トーク後半
17:15~17:30 質問タイム

18:30-20:00 @屋外(そごう柏店第2駐車場)

田村友一郎と若手作家による作品(全6作品、30分程度)を屋外で上映(30分×3回)

  • 田村友一郎《NIGHTLESS Vol.12》、2013年(新作)、25分
  • 佐々木成美《Wonder World》、2013年(新作)、2分9秒
  • 高川和也《Interview with a Goddess : 女神に問う》、2011年、4分59秒
  • 田中良典《Silver Line》、2013年(新作)
  • 古屋晋司《昭和88年》、2013年(新作)、4分55秒
  • 村田紗樹《誰彼》、2013年(新作)、5分

マップ

プロフィール

田村友一郎 たむらゆういちろう

1977年富山県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科修了。現在は、同研究科後期博士課程に在籍。Googleストリートビューのイメージだけで作ったロードムービー《NIGHTLESS》にて、平成22年度文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。主な展示に恵比寿映像祭、MOTアニュアル2012、瀬戸内国際芸術祭2013、アートバーゼル香港など。武満徹《七つの丘の出来事》(演出:一柳慧、東京都現代美術館)にパフォーマーとして参加するなど、作品は、写真、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多岐にわたる。現在は文化庁新進芸術家派遣事業にてベルリンに在住。ベルリン芸術大学傘下の空間実験研究所に所属。

ARTISTS’ GUILD(アーティスツギルド)

ARTISTS’ GUILD(アーティスツ・ギルド)は、アーティストによる、アーティストのための会員制芸術支援システムです。会員はプロフェッショナルに活動しているアーティストによって構成されます。映像を扱うアーティストに必要不可欠な「機材」を活動の中心に据え、機材共有システムを構築します。このシステムを個々のアーティストが利用することによって、制作・展示の現場での経済負担を軽減し表現活動の幅を広げ、よりクオリティーの高い芸術作品を1つでも多く社会に産み落とすことを目的とします。新しい芸術支援の可能性をアーティスト自ら模索する社会実験の一形態です。

吉﨑和彦(よしざき・かずひこ)

1980年生まれ。東京都現代美術館学芸員。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ現代芸術論修士課程を修了。「フランシス・アリス展」(2013年)を企画。

村田 紗樹

1989年神奈川県生まれ。2013年東京造形大学美術学部絵画専攻領域卒業。主な展覧会にKOSHIKI ART EXHIBITION 2011「アイムアダイバー」(鹿児島県甑島、2011)、「代替energy」 (出張blanClass@CSLAB by スチューデンツ、2012)、「ZOKEI展」 (東京造形大学、2013)、「I / / / / my ( ) 遠いところにむすんでみる、近いところをほどいてみる」(東麻布Vague,ambiguous gallery、2013)など。

古屋晋司 ふるやしんじ

1979年山梨県生まれ。2004年頃よりweb・映像クリエイターとして活動。PVやLIVEの演出映像などを手掛けた後、2010年から映像作品の制作を開始。"写す"というシンプルな行為を通して、「理論」と「感覚」、「本質」と「現象」、「日常」と「異常」の境界を探り、 その関係性を作品に落とし込む。

田中良典 たなかりょうすけ

1990年10月23日香川県生まれ。東京造形大学美術学部絵画学科在学中。主な展覧会に『第17回日本国際パフォーマンスアートフェスティバル』(東京、2010)、『第18回日本国際パフォーマンスフェスティバル』(東京、大阪、2011)、『第16回ニパフアジアパフォーマンスアート連続展』(東京、2011)、『ニパフパフォーマンスアートツアー』(インド・バングラデシュ、2011)、『三途の川の流れのように』(東京、2013)、『ニュー辺境』(東京、2013)など。主な受賞に『MEC AWARD 2013』 佳作 ( 2013)など。

佐々木成美 ささきなるみ

1990年広島県生まれ。現在、東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻在籍。主な展覧会に「共感覚実験劇場」(東京藝術大学美術館/東京、2013)、「MEC Award 入選展」(映像ミュージアムSkip シティ/埼玉、2013)、「トーキョーワンダーウォール2013入選展」(東京都現代美術館/東京、2013)など。主な受賞に「トーキョーワンダーウォール2013審査員賞 トーキョーワンダーウォール賞」(2013)、「上野芸友賞」(2013)など。

高川和也 たかがわかずや

1986年熊本県生まれ、東京都在住。近年はビデオを中心に、国内外で制作活動、発表を行っている。主な展覧会に、個展「Kazuya Takagawa video show」(3331 Arts Chiyoda/東京、2012)、「きのうあったことについて」(AI KOWADA GALLERY/東京、2012)、「Reflection of an outsider on outsider」(Seoul Art space GEUMCHEON / South Korea、2011)など。

島田浩太朗 しまだこうたろう

VISIONS 2013 ディレクター

1978年兵庫県神戸市生まれ。インディペンデント・キュレーター。専門は近現代美術・建築・デザイン。主な企画に「ワンダーランド一〇一一〇」(3331 Arts Chiyoda/東京、2012)など。現在、多摩美術大学大学院美術研究科芸術学専攻在籍。